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商品の陳列パターンを理解する

2018.11.30

AIDMAの法則で消費者の気付き~興味~購買までのプロセスを理解して頂けたかと思います。

次に商品の陳列パターンについて掘り下げていきます。
商品の陳列パターンには「量感陳列」と「展示陳列」の2種類があります。



「量感陳列」
商品分類:最寄品
品目:洗剤・食料品などの日用品
商品アイテム:多い
購買頻度:習慣性
POPの設置場所:平台・ワゴン

「展示陳列」
商品分類:専門品
品目:お中元・お歳暮などの贈答品
商品アイテム:少ない
購買頻度:選択性
POPの設置場所:ウォール・ショーウィンドウ



なお「量感陳列」でよく見受けられるのが大量陳列です。これは同色のパッケージを数多く陳列すると、
色の面積効果で注目率が高まり、購買率が高まるという理論によるものです。


スーパーやコンビニの飲料コーナーで全て1フェイスにして種類を多く陳列すのではなく
種類を減らしてまでも売れ筋定番のアイテムを3フェイス・5フェイスで陳列しているのは、
売り上げがUPするという購買実績の結果によるものなのです。

③店頭POPの設置場所・アイディアを提案する

2018.11.29

店頭POPを配置するにも小売店様に具体的な提案が必要です。その具体的な提案のために、
「POPの設置場所」と「POPのアイディア」を提示する必要があります。
その提案のためのヒントをまとめました。


店頭POPをどこに利用していけば、より効果的なのか?
この「POPの設置場所」の提案がお客様に「POPを置いても良いよ」と感じて頂く一つの秘訣です。
設置場所の提案には「AIDMA(アイドマ)の法則」を使う方法があります。


広告代理店様、制作会社様でしたらAIDMAの法則はご存知かとは思いますが、
この「AIDMAを使ったPOPの提案方法」は有効的なノウハウになるかと思います。




Attention(注目)

設置場所:店舗のエントランス

距離:4~10m

提案POP:①店舗案内 ②ストアコンセプト ③ポスター ④チラシ

目的:気付いてもらう 見渡してもらう


Interest(興味)

設置場所:通路 メイン導線

距離:2~4m

提案POP:⑤トップボード ⑥シーリング

目的:近づいてもらう


Desire(欲求)

設置場所:棚前

距離:1~2m

提案POP:⑦スイングPOP ⑧スポッター ⑨カテゴリーボード ⑩Rシート ⑪Fシート

目的:見て触れてもらう


Memory(記憶)

設置場所:棚・商品前

距離:~45cm

提案POP:⑫プライスカード ⑬ショーカード ⑭リーフレット

目的:比較や想像をしてもらう


Action(行動)

設置場所:商品

距離:45cm以内

提案POP:ダミーパッケージ

目的:商品をカゴに入れてもらう

『店頭POPの訴求ポイント』

2018.09.01

POP制作する際にどのようなアプローチで訴求するかが非常に重要な要素です。


【チェックポイント】


(1)新商品:発売されたばかりの新商品をしっかりとPRできているか。

(2)おすすめ品:メーカーや店舗側が販売したい商品をおすすめ品として宣伝できているか。

(3)広告掲載商品:チラシ掲載商品、割引品、マスメディアに紹介された商品を伝えているか。

(4)季節商品:花粉対策、暑さ・寒さ対策等の季節商品をその季節に応じて告知できているか。

(5)説明必要商品:特徴が判りにくい、多機能、比較が必要な商品はその説明があるか。

(6)日付切迫商品:賞味期限・消費期限・使用期限が迫っている商品に告知があるか。




お客様の店舗を見回し、「上記のPOPの用途をすべて実施しているか?」を確認して

指摘するだけでも、非常に喜ばれること間違いなしです。

②店頭POPの効果・用途を確認する

2018.09.01

ご自身は店舗にPOPが「ある」「ない」でどのくらいの売上に影響が出るかをご存知でしょうか?


ある店頭POPの調査データでは、POPが「ない」場合、2割引きでも商品の魅力が理解されずに
売上が伸び悩んだという結果になり、その一方で、POPが「ある」場合は商品が1割引きでも
通常の2倍以上の売上が期待できる
ことが判明しました。


つまり、消費者は価格だけではなく、店頭POPで商品の良さを理解することで購買意欲が掻き立てられ
購買活動に繋がる=お客様の売上アップに繋がるということです。



また流通経済研究所の調査によるとスーパーマーケットで買い物をする約80%の人が店頭で

買う商品を決定しているという事実があります。ですので店頭POPを有効活用し商品の

特長を端的に伝え、非計画購買である「衝動買い」「ついで買い」へと誘導します。

『店頭POPの種類』

2018.08.26

店頭POPには非常に多くの種類があります。

代表的なものを幾つか挙げてみます。


①店舗案内図:現在の店舗内での位置がわかる、店舗全体の上部からみた鳥瞰図です。


②ストア・コンセプト:お店の方針など、お客様に対してのメッセージが書かれたもの


③ポスター:メーカーが用意するイメージポスターと店舗が用意するポスターがあります。


④チラシ:新聞折り込み用、催事案内のチラシを店頭の入り口に張り出すためのものです。


⑤トップボード:陳列棚の上部や壁最上段においたり、上からつり下げたりする大型ボード状のPOPです。

商品のアピールや売り場の表示、特売コーナーなどの案内に活用します。


⑥シーリング:天井から吊り下げられたPOPです。商品と同じ形状やデフォルメしたモックを大型化してコー

ナーや商品を表現するようなPOPです。


⑦スイングPOP:商品棚で揺れるステッカーPOPです。
陳列棚から首の部分が、細長く垂れ下がっているタイプのものです。


⑧スポッター:陳列棚の棚板部分に、通路に対して垂直に付けられた小さいカードです。
一見して、店舗売り場でお客様に商品を注目して貰うことができます。


⑨カテゴリーボード:上にあるスポッターを大型化したもので、種類の違う商品と商品の間に
何の商品カテゴリーの棚であるかがわかるようにするためのボード状のPOPです。広い売り場でも目的の商品を見つけやすくなります。


⑩ラウンジ・シート:陳列棚の下部分に腰巻POPとして使用、もしくは、商品棚自体を
強化段ボール等でPOPを作り上げることもできます。


⑪フロア・シート:棚の通路床に張り出します。その商品パッケージと同じ内容でありつつ、
同系色のシートにキャッチコピーを打ち出します。遠くからでも商品を認識しやすいです。


⑫プライスカード:商品と一緒に展示されている商品名と価格が記載されたカードです。


⑬ショーカード:プライスカードに、商品の特徴や品質・容量・サイズ・写真を載せたものです。


⑭リーフレット:「ご自由にお取りください」という箱とセットで設置するものです。



→設置場所がエンドなのか通常の陳列棚なのかによって使用できるPOPの種類も大きく変

わります。いくつかのPOPを組み合わせるとより効果的です。


エンドならば⑤トップボードや⑩ラウンドシートで大きく訴求出来ますし、通常の陳列棚な

らば⑦スイングPOPや⑬ショーカードなど小さくても端的に商品の訴求が出来るアイテム

がお勧めです

<店頭POPの7つの役割>

2018.08.25


①商品・価格・特徴など、買い物客の知りたい情報をひと目で知らせる役割


②どこで何を販売しているか、買い物客を目的の商品に誘導する役割


③お買い得品・新製品等に注意を与え、買い物客の自由な選択を援助する役割


④季節感やムードを盛り込むことによって、売り場に活気を出す役割


⑤「芸能人、有名人が使っている」「マスコミに取り上げられた」を伝えるブランディングの役割


⑥「店長の使用感を伝えるコメント」「お客様の声」など口コミを伝える役割


⑦商品の機能や特徴を比較することで商品の選択をしやすくなる役割



→商品の特長や存在を端的に伝えることで、

店頭POPは商品・サービスの購買を左右する有益な販促ツールになるのです。

①店頭POPの役割・種類を理解する

2018.08.24

ホームページをリニューアルしてから連日非常に多くのお客様からお問い合わせを頂いております。
SP会社様やデザイン会社様からのお問い合わせもありますが、特に多いのがメーカー様からです。


どのような問い合わせが多いかと申しますと、


ある食品メーカー様からは「店頭POPにはどんな役割があるの?」


ある飲料メーカー様からは「店頭POPにはどんな効果や用途があるの?」


あるお菓子メーカー様からは「設置場所が限らている中、どんなPOPが効果的ですか?」


など、POP制作について様々なことを聞かれます。


これから何回かに渡って、私が知り得る範囲で『店頭POP作成の極意』を掲載して行きたいと思います。
POP作成の一助になれば幸いです。

まず一つ目は、


①店頭POPの役割・種類を理解する 


メーカーの方は流通側から販促POPの作成を依頼されることが多いそうですが、
まずはご自身でPOPの役割と種類を理解することが大切です。


POPの役割とは、POP自身が「沈黙のセールスマン」であるという点です。


皆さんもPOPに書いてある商品の特長や効能を見て、商品購入の決定をしていますよね?
商品パッケージだけだと、訴求力が弱いのでPOPで追加訴求するのです。



そして、店頭POPの役割はメーカーやお店に代わって商品の「価値=セールスポイント」

をわかりやすく伝え、他社商品や他店舗と差別化をすることで

『販売力の強化=商品の購入』に繋げることが出来るのです。

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